1947-12-06 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第42号
政府におきましては、戰時中それぞれ買收いたしました各路線とも、國家産業の進展竝びに交通經濟の觀點から、缺くべからざる鐵道としてこれを買收いたしたものでありまして、今日これらの各路線は國鐵の一部として輸送上の重要なる役割を果しておるのであります。
政府におきましては、戰時中それぞれ買收いたしました各路線とも、國家産業の進展竝びに交通經濟の觀點から、缺くべからざる鐵道としてこれを買收いたしたものでありまして、今日これらの各路線は國鐵の一部として輸送上の重要なる役割を果しておるのであります。
もつとも日本の交通經濟といいますものは、單に九州の大分と八幡濱港、とを結ぶという意味でなくして、それらの大きなる觀點から見まして、先ほど申し上げましたように、貨車航送をいたすといたしますならば、ここにそれだけの特定の施設を要するのであります。それは申すまでもなく、あなたと同一意見のもとに立つて申し上げたことを御了承願いたいと思うのであります。
(政府委員)交通經濟の實情に即する行政をするため、大體鐵道局の區域を單位としたい。 四、委員長地方委員會の委員の數については一縣二名とする考え方が強い。任期については、二年とは半數交代制をとるべきであるとの考え方があるが、政府の所見如何。 (政府委員)地方委員會の委員の數については各都道府縣から一名、北海道からは數名としたい。任期はなるべく五年に近い年數を望む。
○郷野政府委員 第四條によりまして、職權の委任を受けます普通の行政官廳といたしまして、ただいまあります自動車事務所を今後におきましても整備充實いたしまして、この機構を通じまして專門的な行政機關といたしまして、必ずしも府縣の區域にとらわれない交通經濟の實情に應じました行政をいたしてまいりたい、かように考えております。
なお自動車の道路行政一般につきましては、先ほど申し上げましたように、府縣の單位を超えまして、交通經濟の實情に應じました行政をしてまいらなければならぬものと考えますので、鐵道局の區域を大體標準にいたしました行政の單位を定めまして、これによりまして地方の道路運送委員會を設置していただきたいと考えます。
今後におきましても、この道路運送法案を運用するにあたりましては、やはり必ずしもこの府縣の行政區域にとらわれず、交通經濟實態に即しまして、しかも地方の各種の行政と密接な連絡を保ちつつ、從いまして府縣廳、また場合によりましてはその長でありまする都道府縣知事の地方自治法によりまする指揮監督も受けるという建前におきまして、密接にこれと連絡をとり、この道路運送法に規定されておりまする諸般の事項を、立法の精神に
○郷野政府委員 自動車の行政その他道路運送の行政の單位といたしまして、府縣の區域に必ずしもよらず、交通經濟の實情に應じて、廣域におきまして必要な行政を取扱つてまいりたいという建前からいたしまして、地方の行政官廳の區域におきましても、これを府縣よりも廣くいたしたいと考えております。
○郷野政府委員 自動車の地方の行政機構といたしましては、先ほども申し上げましたように、これを府民の地域にとらわれない實際の交通經濟の實情に合いました行政をするという必要もございます。また今後の發展に對しまして專門的な官廳を設けましてこれを擔當させるということが必要であると考えまするので、自動車事務所を置きまして、地方の特別行政官廳といたしまして、これに行政を擔當させる。
○郷野政府委員 委員としては、廣く自由な立場で都道府縣知事に御推薦を願うということを建前としては考えておるのでございますが、實際に、やはり、委員長のお話のごとく、業界の實情につきましても、まて廣くその附近の交通經濟全般の問題につきましても、精通しておられる方が理想であろうかと存じます。
なお今後自動車事務所をいかに運用してまいるべきかという點でございますが、御承知の通り輸送の關係の仕事は、各府縣の行政區域に必ずしも拘泥いたしませんで、さらに廣地域にわたりまして、交通經濟の實情に應じましてこれを運用してまいらなければならならのでございます。